プログラミングのきっかけは「ゲーム機を取り上げられたこと」

「テック キッズ グランプリ」という小学生のプログラミングコンテストに出場。“ゲーム部門1位”と“総合優勝”を果たした
小学生ゲームクリエイターの宮城采生(さい)くんの話。
また最年少参加者は、小学3年生とのこと。

続々登場する“小学生プログラマー”を見て、ネット上では賛否の声が続出。
「これからの情報化社会を背負っていく小学生たちが頼もしい」「これからはプログラミングの知識がないと生き残れないかも」 といった声がある一方で、
「小学生のうちからプログラミングって早すぎない!?」「もっと大切な授業があるでしょ…」「プログラミングはできるけど、人とのコミュニケーションが全然取れない子が生まれそうで心配」 などの声も上がっていました。

実際に1・2年教えて感じる事は、上記のような考え方はまた少し現実とも違うので、あまり意味がないように思えます。

・プログラミングは大きな意味で勉強の一分野であり、全く別物ではない。
・勉強が全くできない(嫌い)のに、プログラミングだけに興味を持って学習する生徒はほぼいない。そういう場合、プログラミングもできない可能性大。
・うまくいく場合は、ロボットやゲームを通じて、知識欲や勉強慣れすることで、勉強も以前よりできるようになっているだけ。
・英語圏ではない日本人では、小学生からのプログラミングは早くない。ただ就職就業年齢から逆算すると、中学生では遅いかもしれない。
・小学生で中学英語や数学ができる程度になると、一挙にITやプログラミングの幅が広がる。
・逆に勉強を拒否したままだと、ロボットもブロック遊び程度でレベルアップできない。
・勉強熱心な場合でも、日本の場合、中学受験準備が(天才肌ではない子なら)大変すぎて、どうしても中学に入ってから部活動などといっしょに始める事がもったいない。
・ロボットやscratchなどのマウスプログラミング授業は、入門編であって、プログラミング技能とは言えない教養レベルなので、これでプログラミングをやっていると自慢できるものでもない。大事なのはその後のコマンドプログラミング。
・人とのコミュニケーションの話は別物。両方できるコミュニケーション能力の高いIT技術者じゃないと成功しにくい事はあるかもしれません。
・本当に非社交的で内気な子供は、ゲームや勉強にも逃げるし、また逃げられないと次の成長するきっかけにもならない。

今の子供たちが大人になる頃には、今のようなIT職種自体もなくなって、学歴や職業なども自然淘汰されるはずです。
昔で言う文字の読み書き能力と同じように、ITスキルはできて当たり前で、どこまで自身の仕事に活用できるかどうか(自分で作れるかどうか)になると考えられます。

5・10年先でも使える汎用的なITスキル、高い勉強への取り組み方(自習能力)、勉強だけでは身に付きにくい、IT特有の多くの失敗経験をいかに効率よく学んでもらえるか、
AGスクールでは、将来のある子供たちに、少しでもサポートできるよう、常に考えております。

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