中学受験非受験の極端な二分化傾向
大学付属中学や都立中高一貫校人気などで、5人に1人の割合で中学受験すると言われる今。
最終的には大学受験・留学時点で皆競争しないといけないので、やる気があれば良い事だと思います。
親としても、落ちた時の精神的ケアまで考えて応援してあげないといけませんが。

問題はお金と時間ですね。

お金に関しては、余裕があれば、高くとも授業料を有名塾・セカンド塾に払えば済みますが、
そこまで余裕がない場合は、有名塾は講習会と模試のみ参加し、後は自宅学習や信頼できるセカンド塾(AGスクールでもやっています)にマンツーマンで教えて貰のが現実的でしょう。
実際の塾テキストはどこの塾でもほぼ同じなので差はなく、教え方や相性の問題だけです。

お金で解決できない点は時間です。
本来小学生で済ませておくべき経験(習い事というだけでなく、友達との遊び方、時間の使い方、読書などの素養強化)がかなりおろそかになります。

とはいいつつも、競争なので勝つしかないのでやむをえませんが、お勉強自体に関してもやればやるほど役立つかどうかが今問われつつあります。
極論すれば、受験勉強は中学高校で再度同じような事を学びます。レベルの差こそあれ、新しい分野はあまり出てこない所がひっかかります。
昨今は金融や金銭教育やIT教育など、学校でどうして学ばないのか言われるようになりましたが、選抜するための試験となると確かに教育には組み込みにくいです。
入ってからやればよいという意見もありますが、現実的にはそこまで学校が配慮していないのと、多くの生徒が既に疲弊してしまっていて余力がないように見えます。

[高校からだと手遅れになるので小中からのIT教育を勧めている]AGスクールですので、ITに触れないわけにもいきません。
上位の中学受験では、方程式・N進法・確率統計などの先取り学習も入ってくるので、あながち別物でもないのですが、
各生徒の状況やレベルに合わせて、ITもプラスして受験勉強を教えているのが現状です。

ご父兄の方には、受験後のステップアップや本人の適性・レベルを勘案して、是非塾なども決めて頂ければと思います。

非受験組の学習方法は?
反対に受験しない子は伸び伸びとしたい事や習い事をすればいいと言いながらも、
実際は比較的自由時間の子はゲーム、習い事をたくさんする子はスポーツや英語(ロボット講座も入る)・書道・音楽、又は公文などの補習塾?に行くようです。

下校後毎日ゲームを1時間以上やっていれば要注意です!
経験上、毎日ゲームをやる場合(ゲームを30分以内で終われる子はほとんどいない。。)、習い事よりもゲームが一番となっていることが多いです。
本人的にメリハリをつけて、いろいろ学んでいる場合は良いのですが、ゲーム一筋で毎日下校後、友達と制限なく遊んでいる場合は既にゲーム脳になっている可能性があります。
大人のニコチン中毒と同じように、ゲームをやっていないと落ち着きがなくなってくるようだと、しっかりと学習支援していかないといけません。
ゲーム制限だけでは本人の気持ちが安定しません。また今のゲームはオンラインで無限に続く傾向があるので、かなりやっかいです。

しっかりと親や塾の先生が管理しながら、勉強をさせてからご褒美でゲームをやる事からするしかないです。

習い事も好き嫌いだけでなく、子供の適性を考えできれば戦略的にしたいものです。
あまり習い事で結果ばかりを求めるのもよくありませんが、時々「もったいないなあ」と思う子供たちもいます。
好きで英語を幼稚園から学んでいるけれど、算数や国語がほとんど関心がなくできない子供や、
目的がないまま(学校の勉強はできているのに、理解できているのに)補習塾に通っている子供たちも結構います。

学校の勉強がわかっていなくて補習塾に通うケースはよいのですが、その場合でも上記のゲーム中毒症状対策が優先したい場合がほとんどです。
地頭が良い子はもっと先取り勉強すべきだし(分かっている内容なのに再度補習塾に通うのもよくない)、IT分野だといくらでも難しく学ぶことはあります。
中学受験組との差がどんどん開くことも気になります。
やはり、親としては、受験しないとは言え、小学生の内にやっておくべきことを戦略的に考えたいものです。

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